こんにちは、のの(@nonotki)です。
いつの間にか増えてしまって、景観を乱す「スネール」。
そのスネールにとって有効な対策や退治法はどのようなものなのでしょうか?
今回は綺麗な水草レイアウト水槽の大敵である、スネール対策・退治法についてご紹介します。
スネールとは

水槽であっという間に増えて景観を乱すスネールには何種類かあります。
具体的には、サカマキガイやヒラマキガイと呼ばれる貝たちです。
水草を食べてしまったり、水を汚してしまったりという害はほとんど無く、害があるのは景観のみなので、最初は駆除するかどうか迷うレベルです。
ただ、あっという間に増殖してしまうので、綺麗な水草レイアウト水槽には本当に邪魔な存在となってしまいます。
早めに対策や退治をする方が良いですね。
スネール対策
対策としては、スネールを水槽に持ち込まないことが一番です。
スネールは店舗で購入した水草に付着してやってきてしまうことが多いです。
そのため、水草を本水槽に投入する前に、「水草その前に」などでスネールを駆除しておくことが重要です。
あとは、スネールが繁殖していた水槽のソイルをリサイクルして使用したり、水草をスネールが付着した状態で水槽から水槽へ移動させるのも、スネールを本水槽で増殖させてしまうきっかけとなります。
自家繁殖の水草でも「水草その前に」で処置をしておくことをおすすめします。
パッと見でスネールがいないように見えても、小さな卵が付着している可能性もありますので、注意しましょう。
スネール退治
持ち込まないのが一番の対策ではありますが、注意をしていても水槽にスネールを発見してしまうことがあります。
その際は、出来る限り早めに退治をしてしまいましょう。
退治するには、以下のような方法が考えられます。
- 薬品を入れる
- ピンセットなどで取り除く
- スネールを捕食する生体を入れる
ひとつひとつご紹介していきますが、おすすめは「スネールを捕食する生体を入れる」ことです。
スネール退治法① 薬品を入れる
スネールを駆除する方法として、薬品類を水槽に投入して根絶する方法があります。
しかし、薬品を投入する際は、エビなどの生体も含めて全ての生体を別水槽に移動させる必要があります。

また、薬品によっては水草に害のあるものも存在するため、最悪の場合、水草が育たなくなってしまったり枯れてしまったりすることが考えられます。
害は無いと明記してある商品でも、少なからずエビなどの水質に敏感な生体には影響があるので、スネール退治法としてはあまりおすすめできません。
ただ、確実に根絶させたい!と考えられる場合は効果的な方法ではあるので、薬品選びは慎重に行ってくださいね。
比較的安全で、効果も大きいとされているのは、スネール・バスターという商品です。
我が家で使用したことがないので、実際の使用感をお伝えすることはできませんが、商品の概要など気になる方はチェックしてみてくださいね。
スネール退治法② ピンセットなどで取り除く
人の目で人の手で…というあまりにも原始的で、根気強さが求められる方法です。
スネールを1匹ずつピンセットなどで取り除く方法も、スネール退治には効果的ではあります。
ただ、小さい個体や卵などを確実に取り除くことはほぼ不可能なので、他の方法と組み合わせて行う方が良いですね。
スネール退治法③ スネールを捕食する生体を入れる
私が、スネール退治に最も効果的と考えるのがこの「スネールを捕食する生体を入れる」方法です。
ここではいくつかのスネール捕食生体をご紹介するので、水槽の状況などに合わせて選択してみてくださいね。
おすすめスネール捕食生体:バジスバジス
一番に私がおすすめしたいスネール捕食生体は、「バジスバジス」です。
バジスバジスは、周囲に合わせて体色を変化させる「カメレオンフィッシュ」としても古くから知られていて、オスは特に美しい体色をしています。
スネールに狙いを定めてハンティングしている姿がなんとも可愛らしく、おすすめのスネール捕食生体です。
スネール捕食整体の中では、比較的混泳に向いている魚ですが、極端に魚の多い水槽では怖がって餌を食べなくなってしまう場合があるというちょっと臆病な面もあります。
水草が多い水槽で、隠れる場所もあるような環境での飼育が向いている種類です。
おすすめスネール捕食生体:アノマクロミス・トーマシー
かっこいい系で確実なスネール退治を生体にお願いしたい方におすすめなのが、「トーマシー」です。
丈夫で飼育もしやすいし、ハンティング上手で大きくなってしまったスネールも食べてくれる優れ者。
ただ、気性が荒いので、稚魚や小型エビとの混泳には注意が必要です。(というか、やめておいて方が良いと私は思っています…)
そのため、30cm程度の水槽での混泳飼育には不向きで、60cm以上の水槽で飼育してあげるようにしましょう。
おすすめスネール捕食生体:アベニーパファー
可愛いサイズの完全淡水フグです。
フグの仲間で世界最小の種で、フグの仲間では珍しく純淡水で飼育可能で、スネールを食べてくれるため水草水槽でも重宝します。
フグの仲間では温和な方ですが、フグはフグ…なので、他の魚に噛み付くことがあります。
単独飼育が理想で、特に動きの遅い種やヒレの大きな種は混泳には適しません。
また小型のエビは絶好のエサ!
ミナミヌマエビの繁殖水槽にスネールが沸いたからといって、混泳してはいけません。
おすすめスネール捕食生体:スネールキラースネール
気性の荒い種類は困る!スネール発生初期や予防のために活躍して欲しい!という方におすすめなのが、この「スネールキラースネール」です。
このこもスネールではあるのですが、小さい巻き貝などを食べてくれる良い子です。
飼育は容易で、水質にも気を遣う必要はありませんが、スネール駆除能力があまり高くないので、発生初期や予防のために投入することがおすすめです。
スネールの卵を食べてくれる生体:オトシンクルス
スネール自体を捕食するのではなく、卵を食べてくれる生体としておすすめなのが、壁や流木などに張り付いてお掃除してくれるタイプの生体です。
まずは、オトシンクルスのご紹介。
オトシンクルスは、コケ取り名人として最も有名な魚で、小型ナマズの仲間です。
吸盤のような口で水槽壁面や、水草表面のコケをなめ取るように食べます。
その口で、スネールの卵も食べてくれ、小型のエビや魚との混泳も全く問題ないので安心のタンクメイトですね。
スネールの卵を食べてくれる生体:サイアミーズフライングフォックス
こちらもスネール自体は食べませんが、卵を食べてくれる生体です。
サイアミーズフライングフォックスもオトシンクルスと同様、コケ取り名人として超有名な魚ですが、卵も食べてくれます。
ただ、あまり壁面などに吸い付く感じではないので、卵の駆除能力としては、オトシンクルスの方が上ですね。
スネールを退治して水槽の景観を整えよう!
スネール対策や退治法として、おすすめのスネール捕食生体などをご紹介しましたが、いかがでしたか?
我が家の60cm水槽でも、前々から育成していた水草を導入した際にスネールを撃退しきれていなかったようで、スネールが大繁殖しています。泣
そこで、対応としてバジスバジスを水槽に投入しました。
また、【今日の60cm水槽】シリーズでバジスバジスの活躍状況もお伝えできればと思っています!
スネールを綺麗さっぱり退治して、水槽の景観を整えたいですね。
それでは、皆さんも素敵なアクアライフをお過ごしください♡
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