こんにちは、のの(@nonotki)です。
今回は水槽の中のコケをお掃除してくれる生体として超優秀なサイアミーズフライングフォックスという魚についてのお話です。
アクアリウムについて次のような考えをお持ちではないでしょうか?
- アクアリウムを始めてみたいけどお掃除が大変そう
- コケが水草に生えてしまって景観が悪くなってしまっている
- コケ掃除を少しでも楽にしてくれる魚いないかな
そんな思いに応えてくれるのがサイアミーズフライングフォックス(以下、サイアミーズ)です!
それでは、どんな魚なのかということからお話しましょう。
サイアミーズフライングフォックスの生態
性格と「生物兵器」といわれる由縁
サイアミーズは水草やレイアウトに使用する流木や岩の多くの種類のコケを食べてくれる「生物兵器」とも呼ばれています。
写真はタイワンガガブタという水草の上で休憩中のサイアミーズさん。

「生物兵器」といっても、性格は比較的温和で他の熱帯魚との混泳も基本的には問題ありません。
1日中、水草や流木などについているコケを一生懸命食べてくれるので、コケだらけの水槽であってもその水槽に投入後数日で綺麗にしてくれます。
体長やサイズ感
ショップに売られているもので4cmほどですので、はじめはどのサイズの水槽でも入れられますが、最長14cmほどになりますので注意が必要です。
成長速度は比較的遅いので、1日中一生懸命コケを食べているからといって急に大きくなる心配はしないでも大丈夫です。
加えて、水槽サイズに合わせたサイズで成長もより遅くなるので、20cm〜30cmの水槽でもメンテナンスに1匹入れておくと心強いです。
食べてくれるコケの種類
サイアミーズに似たようなものが複数種流通していますが、このタイプの能力はダントツです。
黒いひげ状のコケや緑色の糸状のコケ、茶ゴケ等、水槽立ち上げの初期に生えてしまうコケから日々のメンテナンスに必要になるコケまでオールマイティに食べてくれます。
コケ対策はこのサイアミーズだけで良いという方もいるくらいです。
逆に食べてくれないコケは藍藻(シアノバクテリア)というベタッと張り付いてソイル等を覆ってしまうようなものです。
あとは、壁面のコケも苦手です。
壁面のコケはオトシンクルスやオトシンネグロといった壁面に張り付いてコケを削ぎ落としながら食べるような種類の方が向いています。
ロタラという水草についているコケを一生懸命食べてくれている様子を動画にしましたので、ご覧ください。
この子はすごく小さい2cmくらいのサイズでショップから購入しました。
今は4cmくらいに育ってくれています。
この一生懸命な様子が可愛くて、大きくなったら存在感はありますが、ここまでコケを食べて大きくなったんだね、と褒めてあげたいくらいです。笑
飼育は比較的容易
基本的な熱帯魚を飼育できている水槽であれば、飼育は難しくありません。
コケ掃除をして育ってくれますので、給餌のことなどもあまり考える必要もありませんが、熱帯魚の残りの餌を食べるというよりも一緒に餌をもらいにきます。笑
コケを食べてくれない場合に考えられること
大食漢でコケを探し回っては食べてくれるサイアミーズですが、お迎えした直後にコケを食べてくれない場合があります。
ショップなどでコケが生まれにくい環境で育てられていた場合によくあるそうです。
サイアミーズは強い仲間意識をもつ魚で、水槽に数匹まとめていれると一緒に群れるように行動します。
この群れる動作にはサイアミーズ同士の学習能力を共有する意味があるそうで、仲間が糸状のコケを食べていると他の魚も糸状コケを食べるようになる、ということがあるようです。
基本的に多くの種類のコケを食べてくれるサイアミーズですので、異なる環境で育った個体を水槽に投入すれば異なる種類のコケも食べてくれるようになるようです。
基本的にチャームさんで購入するサイアミーズは初めから多くの種類のコケを食べてくれますので、オススメです!
おわりに
今年も世界水草レイアウトコンテストの順位が発表されましたね。
水草レイアウト水槽にもコケ掃除のメンテナンス要員としてサイアミーズは大活躍します。
皆さんもサイアミーズをお迎えして綺麗な水槽を維持しませんか?
綺麗な水槽に癒されて、素敵なアクアライフをお過ごし下さい♡
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