「フクロモモンガに良いケージないかな」
なんて思いながら「モモンガ ケージ」と調べている、あなた!
こんにちは、のの(@nonotki)です。
今回は、2018年7月に書いたフクロモモンガ用ケージ『アクリルルーム390High』のレビュー記事の続報です!
前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらも併せてご覧ください♡
前回は、購入から組み立て、1日使用したレビューをお伝えしました。
今回は、こちらの記事の続報で「1年間」使用したレビューをお伝えします!
1. フクロモモンガケージを『アクリルルーム390High』に決めた理由
まずはじめに、フクロモモンガケージを『アクリルルーム390High』に決めた理由を2つご紹介します!
1.1. 広い
最初は、三晃商会さんから出ている鳥用ケージ「イージーホーム クリアバード35」で飼育をしていました。
こちらのケージのサイズはW360×D340×h330mmで、終生このケージで飼育していく予定でした。
しかし、フクロモモンガの運動量が多く、もう少し広いところでのびのびと遊ばせてあげたいという考えから、ケージの買い替えを決定したのです。
そのため、第一条件は「広い」こと。
買い替えた『アクリルルーム390High』の大きさは、W400×D330×高さ710mm。
高さがクリアバードの倍以上で、上下運動を多くするモモンガにはぴったりだと考え、購入を決定しました。
1.2. 背板以外アクリルで見やすく手入れしやすい
透明度が高いアクリルで、観賞性が高いこと。
そして、汚れても拭き取ればよく、手入れがしやすいことも決め手になりました。
2. 『アクリルルーム390High』を1年間使用した感想
さて、本題です。
『アクリルルーム390High』を使用して、「良い!」と思ったところと「うーん…」と思ったところに分けてご紹介します!
2.1. 良い!と思ったところ
まず、「良い!」と思ったところです。
広さやメンテナンスの容易さだけではなく、たくさんの良い点があり、大満足しています!
その「良い!」と思ったところを一つ一つご紹介します!
2.1.1. モモンガの運動量に見合う広さがある
フクロモモンガは夜行性なので、フクロモモンガのいる部屋で夜に観察していないとわかりにくいですが、運動量が半端ではありません。
上から下へ、下から上へと瞬くまに移動していきます。
そのため、運動量を確保できるような広さが必要ですが、この『アクリルルーム390High』に替えてから、伸び伸びと遊んでいる姿を見られるようになりました。
モモンガとケージのサイズ感は下の写真を参考にしてくださいね。

2.1.2. コード穴があり小動物用ヒーターを設置可能
写真では少しわかりにくいですが、背板の下部にコードを通せる穴が空いています。
そのため、冬の保温器具を中に入れた際にもコード穴からプラグを出すことができます。
下の写真は、小動物用のヒーターを設置した時のものです。

2.1.3. メンテナンスが容易
想定通り、背板以外がアクリルなので、壁が汚れた時は拭き取ることができます。
また、床材を敷くケージ下部が引き出し式になっており、床材の交換もすごく楽です!
前面上部がガバッと開くので、回し車の掃除の時もそこから手を入れてホイール部分を取り出すことができます。
ちなみに、ホイールはサイレントホイールを使用しています。
ホイール中央部を回すと土台との取り外しが可能なので、清掃時には土台から取り外してホイール部分のみを洗っています。

前面上部が大きく開くことで、この1年で2回ほど脱走を経験してしまいましたが…フクロモモンガが袋の外に出ていない時に慎重にメンテナンスをすれば脱走することもないことがわかりました!笑
2.1.4. 足場の位置を自由に決められる
足場となる木材や金属のワイヤーネットは自由に取り付ける位置を決めることができます。
一度設置しても取り外しが容易なので、モモンガの動き方を見て変更も可能です。

写真のようにワイヤーネットに捕まって器用に水を飲む姿も見られます。
ただ、こちらの記事でも書いたように付嘱のワイヤーネットだけでは足らないので、木材の足場などを追加で購入した方が良いですね。
2.1.5. 傷がつきにくい
アクリルなので、引っかき傷ができた時に曇ってしまい見にくくなってしまうのではないか、と心配していたのですが、実際は本当に傷がつきにくいです!
前面に向かって中からバンザイをしてこちらにアピールしてくることがあるのですが、モモンガの爪が少々当たったくらいでは傷がつきません。
2.2. うーん…と思ったところ
次に「うーん…」と思ったところです。
工夫次第!というのがポイントで、ケージを少しアレンジして自分の使いやすいようにしたい!という方におすすめのケージです。
2.2.1. 中身も外側も工夫でもっと良くなる
まず、ケージ内部のお話です。
足場をある程度設置しても、中央部分がガランと空いてしまいます。
そのため、うちでは、上部に1本木材を渡して、中央部分に当たる場所にフックネジを仕込み、そのフック部分にかかるように細工した木材をぶら下げるという工夫をしています。


この細工はフクロモモンガのももちゃんには大好評で、いつもこの木材を下から上へ上から下へと大移動しています。
そして次にケージの外側です。
部屋が明るいと背板以外がアクリルなので、ケージ内部がとても明るくなってしまいます。
そのため、うちでは光が極力フクロモモンガの活動を邪魔しないように、部屋の壁側と前面以外を覆いました!

上部はメンテナンスに邪魔にならない範囲で斜めからの光も遮断するようにして、側面は水のみを設置する部分のみ穴を開けています。
2.2.2. そのまま設置できる給水機が限られている
うちの場合は、側面を覆ってしまったので、あまり関係なくなってしまいましたが、『アクリルルーム390High』にそのまま設置できる給水機はGEXの給水ボトルが推奨されています。
現に、以前より使っていたマルカンのウォーターボトルフラットはそのままでは設置することができませんでした。
初めてのモモンガ飼育で給水ボトルがなく、このアクリルルームを検討されている方はGEXの推奨給水ボトルであるフラットアクアボトルを購入した方が良いですね。
2.2.3. そのままのサイレントホイールは設置不可能
サイレントホイールをケージ内部に固定するための器具がこのアクリルルームにはありません。
そのため、うちでは、床材を敷くケージ下部に薄い板を敷き、それにサイレントホイールを動かないように固定しています。
固定しておかないと、思わぬ事故になる可能性があるので注意が必要です。
3. 工夫でより良くなる!モモンガ飼育には『アクリルルーム390High』がおすすめ!
フクロモモンガ飼育のケージとして『アクリルルーム390High』をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この商品は工夫次第でより良くなるので、アレンジ好きの飼育者さんにおすすめです!
広い場所で健康的に育ってもらうためにも、ケージ選びの参考にしてくださいね。
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