メダカの教科書に新刊が出ています!要チェックですよー!
メダカの飼育を始めたいけど、何から始めればいいのかわからない…
なんて思いながらネットで情報を集めている、あなた!
こんにちは、のの(@nonotki)です。
最近、アクアリウム界隈ではメダカが一大ブームとなっていますね。
月刊アクア雑誌『月刊アクアライフ』でもメダカの特集が組まれていたほどです。
現在は改良メダカが多く流通していて、色とりどり、姿形もさまざまです。
マニアやコレクターも多いですが、これからアクアリウムを始めたいという方にもおすすめなのが「メダカ」です。
ベランダでのビオトープでも飼いやすく、もちろん部屋の中でのアクアリウムでも生活を少し華やかにしてくれますよ。
そんな「これからメダカ飼育を始めたい」人におすすめなのが、『メダカの教科書』です。
この本は『教科書』の名前がついている通り、はじめての飼育から繁殖、改良メダカの最新品種までが網羅されています。
今回は、この『メダカの教科書』をレビューしていきます!
1. 『メダカの教科書』を手に取った経緯
まず、私がこの『メダカの教科書』を手に取った経緯についてお話しします。
ベタの繁殖に失敗した私たち夫婦は、某アクアリウムバルにいました。

なんか、新しく飼育始めたいよねー。繁殖も何かで成功したいよねー。
という話をしていたところ、マスターに
いま、メダカがすごい流行ってるんです!こんな本も出ていて、ね!すごいでしょ!綺麗でしょ!いいですよ、メダカ!始めちゃいましょ!
とゴリ押しされました。笑
確かに、グッピーやモーリーなどの卵胎生メダカは飼育していましたが、メダカの飼育はしていなかった私たち。
しかも、押しに弱く、熱しやすい私…。笑

メダカ始めようか!繁殖も狙おう!
と即決しました。
そして、私は決めるとそれについて勉強をしないと気が済まないんです。
命ある生き物ですから、できる限りちゃんと飼いたいですから!
そこで、マスターも「おすすめ!」と言っていたこの『メダカの教科書』を即購入したのでした…。
2. 『メダカの教科書』のレビュー
そんな、勢いで購入した『メダカの教科書』ですが、マスターおすすめなだけあってメダカ超初心者の私たちには、体系的に学べるとても良い本でした!
「良い!」と思ったところと「うーん…」と思ったところに分けてご紹介します。
2.1. 良い!と思ったところ
まず、「良い!」と思ったところです。
2.1.1. メダカについての基礎知識が見開き2ページで完結!
メダカの飼育を始める前に知っておきたいことに関して「メダカの履歴書」と題し、日本におけるメダカのプロフィールが紹介されています。
それも、見開き2ページで情報が圧縮されているので、メダカ超初心者にとっては読みやすいですね!
今では楊貴妃メダカや幹之メダカ等の改良メダカが主流になっており、日本の原風景でメダカを楽しむことが少なくなりました。
しかし、やはり日本人に古くから親しまれてきたメダカなので、歴史もしっかり知っておきたいですね。
2.1.2. 飼育や繁殖もそれぞれ見開き2ページで完結!
メダカの飼育を始めるにあたって、揃えておくものから始まり、給餌の回数や量、水換えについてなど、
そもそもアクアリウムもはじめて!
という方にとっても知っておきたいことが書かれています。
また、繁殖を考えている人には「産卵から稚魚育成までの管理方法」や「繁殖の注意点」など、基礎知識として前提となることが書かれています。
こちらも、それぞれ見開き2ページで書かれているので、体系的に飼育前〜繁殖までを一通り知りたい人にぴったりですね!
2.1.3. メダカ飼育のスタイルを写真メインで紹介している!
メダカ飼育スタイルを22ものバリエーションで紹介してくれています。
しかも、すべて写真メインで紹介されているので、すごくわかりやすく自分の好みを直感的に探すことができます。
また、この22の飼育スタイルは水槽編、テラリウム編、小型容器編、等に分類されて紹介さています。
目指したいスタイルを探しやすいのも、この『メダカの教科書』の特徴ですね!
使っている器材や水草に何を使っているのかの解説もあるので、
こんなの作りたい!
が見つかりますよ。
2.1.4. 最新メダカコレクションは横見写真も入っている!
メダカのカタログには上から見た写真しか載っていないものも多いのですが、この『メダカの教科書』には横見写真もところどころで入っています。
上から見たら綺麗だけど、どんな顔や姿をしているのか見たくないですか?

私は、メダカの横見が好きなので、横見写真があると嬉しいです♡
2.2. うーん…と思ったところ
次に「うーん…」と思ったところです。
2.2.1. 語尾が統一されてなくて文章が読みづらい!

発行前に気がついて直さなかったのはなぜ?
と思ってしまうのですが、語尾が統一されていないと読みづらいのは私だけではないはずです!
「ですます調」と「だである調」は混在させないでほしいですね。
これは、メダカ関係なくかなり残念でした…。
2.2.2. 改良メダカの発表された時系列や歴史も欲しかった…
改良メダカの歴史は「メダカの履歴書」に少し書かれてあるのですが、「20年くらいの間に品種改良が劇的に進んだよー」というくらいで詳しくは書かれていないんです。

018年現在でわかっているだけの改良メダカを発表された順に並べて欲しかったなぁ。ひとつずつ調べると大変なんだよ…。
と思いました。笑
2.2.3. メダカの遺伝の話がもっとあっても良かった…
メダカの繁殖方法は書かれているのですが、遺伝の仕組みはほとんど説明されていないんです。
メダカ飼育をこれから始める超初心者にとっては、体系的に繁殖方法までを網羅できるので良いのですが…

少し突っ込んで「自分で新種を作りたい!」とか「この品種を自分で掛け合わして出したい!」とか思った時には、この本から卒業しなきゃいけないのかなぁ。
と思いました。
そんなことを思っていると月刊アクアライフに『革命のメダカ』特集がされて、ガッツリ遺伝の話が載っていたので、私のモヤモヤは解消されましたが…。
やはり、『メダカの教科書』を私の中では「遺伝も載ってる完全保存版!」みたいにしたかったなぁと思います。笑
3. メダカ飼育をこれから始める人にはおすすめ!
私のおすすめは、『月刊アクアライフ2018年11月号』と『メダカの教科書』を併用してメダカについての理解を深めることです。
私はいま、幹之メダカと暁錦三色メダカを飼育・繁殖していますが、やはりメダカを飼育する上での入り口は『メダカの教科書』で正解でした!
『メダカの教科書』は、「はじめの第一歩」を踏み出すには最適な本なので、中身を見て自分にあった飼育スタイルを探すことがおすすめですね!
もっと繁殖をガッツリやりたい!とか遺伝の話を知りたい!という場合には『月刊アクアライフ2018年11月号』がおすすめです。
まずは、メダカ飼育の第一歩として『メダカの教科書』をチェックしてみてくださいね!
メダカの教科書に新刊が出ています!要チェックですよー!
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